Just Be You

タフな毎日を送る学校教員のためのブログ

#0070 完了形の完了感

Some Enchanted Evening
という曲を教えてもらった。

とてもロマンティックな歌詞の最後に
こんなフレーズが出てくる。

Once you have found her, never let her go.
ひとたび彼女(愛する人)を見つけたら
決して放してはいけない

「見つけた」は
日本語だと、完了形も過去形も同じ語尾。

でもこの歌詞に出てくるhave foundから伝わる
動作が完了した感ときたら!

しかも、過去形のfoundが示す
単なる「見つけました」という出来事と違って

have foundの場合
「見つけたら、そこから先は見つけた自分が続く。
もう見つけなかったことにできない」という
現在とのつながりにグッとくる。

と、もし今も中3を教えていたら
盛り上がったに違いない(私が)。

#0069 英語のここが好き

・音が好き。
リズムが心地よい。なんとなく。

・世界の切り取り方が好き。
時制が厳密だったり、無生物が主語になったり、
日本語との違いが面白い。

・言語を学ぶこと自体、好き。
ただの文字の羅列にしか見えなかったものが
ある日突然
意味を持つようになり、理解できる。
その瞬間に、ワクワクする。

#0068 私の最初の英語の先生

中学1年の時の英語の先生は
当時の私達からすれば「おじいさん」で
日本語も英語もクリアに聞こえなかったし
カセットデッキのスイッチを押す手が震えていた。

たくさんお手本の音声を聞かせてくれる
優しい先生ではあったけれど
英語の授業をとても楽しみにしていた私は
正直だいぶガッカリした。

担当の先生を気に入るかどうかが
科目の好き嫌いを左右してしまうことがよくある。

でも私の場合は英語に興味がありすぎて
先生のせいで上達しないのは悔しいからと
かえって頑張れた。

結果、英語はずっと大好きだ。
最初の先生のおかげと、言えなくもない。