#0065 ちょっとずつ惜しい台湾の日本語
訪れたとき、日本に対して好意的な雰囲気をとても感じた台湾。
あちこちで日本語を見かける。
助詞の「の」がcoolと思われている、と聞いたことがある。
むやみやたらと看板やパッケージに使われている。
「茶の煎餅」とか「天然の無添加」とか。
パンフレットが清く正しく美しい日本語で書かれていて
感激することもあれば
「うあ干」「ぷりーぷりーのえび」
などと、ちょっとずつ惜しいこともあった。
税関申告書にも
「タレジットカード」「リクガナ」「紙巻たげこ」。
惜しい。
私はこういうのがツボなので、油断ならない。
暗記して友人に読み聞かせたほど面白かったのは
帰りに空港で買ったパイナップルケーキの箱。
「台湾人の味覚に融合させた日本伝統のもちを
ザン新の手芸でオリエント伝統のもち食べ文化」
前半はいい調子だったのに
後半はどうしちゃったんだろう。
そもそも、餅だっけ?という疑問もある。
とりあえず、すごくいいものだってことだけ伝わった。
コミュニケーションは成立したと思うことにする。