#0113 主体性を育む
スウェーデンの統計局が行っている意識調査では
「卒業後3年以内に大学に行きたいか?」
という質問に
高校生の4割が「いいえ」と答えるそうだ。
高校から大学に行くつもりはあるけれど
少し間をあけてから大学に進学することは
Studiepaus(勉強+休憩が合わさった単語)
という一般的な言葉で表される。
他人と同じタイミングで進学や就職をする必要がない。
自分の将来のために必要な教育を
必要なだけ時間をかけて選び取ることが
制度的にも奨励されている。
年齢についても、こだわりがない。
そして高校でも職業プログラムは用意されているので
卒業後すぐに働くことも可能である。
高校3年生の進路指導をしながら
大変そうにしている生徒たちに
心を痛めることもあったので
そんな素敵なことが実現している場所があることに
衝撃を受ける。
自分の仕事や人生について
主体的な選択をできるような環境と
選び取れる力を育むためには
何ができるのだろう。
参考: