Just Be You

タフな毎日を送る学校教員のためのブログ

#0166 ルービンシュタインのように生きられたら

私が一番好きなピアニストは
アルトゥール・ルービンシュタイン
ソロはもちろん、室内楽、伴奏、
どれをとっても音楽の魅力、ピアノの魅力にあふれている。

彼は”My Young Years”  “My Many Years” という
2冊の自伝を出版していて
私が日本語で読んだのはたぶん
“My Many Years”が上下巻になっているもの。

面白い。そしてものすごく長い。
これだけこと細かに語れる記憶力に驚かされる。

「友人であるストラヴィンスキーのピアノコンチェルトに
助言をしたら大成功」
といったエピソードは記憶に残るだろうし
コンサートのプログラムをひとつひとつ覚えていることも
まあ職業柄…かもしれない。

でも
「パーティーに誰々が来ていてこんなやりとりをした」とか
「愛人とこうやって逢引した」とか立て続けに書かれると
一体どうやって覚えていられたのか、不思議になる。

ひとつひとつの瞬間を
こんなふうに真剣に
記憶に焼き付けながら生きられたら
素敵だなぁと思う。

☆本は全て絶版のようなので、図書館で…。
『ルービンシュタイン自伝―神に愛されたピアニスト』
(上)


同(下)

 

『華麗なる旋律―ルビンシュタイン自伝』