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タフな毎日を送る学校教員のためのブログ

#0213 「アレクサンダーさん、ヒトの動きの原理を発見する」の巻

「アレクサンダー・テクニークのことを全く知らないので
イチから教えてください」というレッスンになったら

・アレクサンダーさん、声枯れで俳優生命の危機
・アレクサンダーさん、ヒトの動きの原理を発見する
・どんな人がアレクサンダー・テクニークを学んでいるの?

の3本から選んでもらおうと思っている。
今日は第二話。

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舞台で声が枯れるという俳優生命の危機を
自分で動き方を変えて乗り越えた、アレクサンダーさん。

そのとき発見したのが
「頭の動きが全身の動きに大きな影響を与えている」
ということでした。

やってみましょう。

目の前に、なにか物を置きます。
ペットボトルでもペンでもいいので
手を伸ばして拾い上げられるものを。

①普通に拾い上げます。

②頭と背骨のあたりで、ぎゅーっとしながら
拾い上げます。

一回目と比べて、違いはありますか。
指や腕が動きづらくなったり
動作がゆっくりになったり、物が重く感じたり。
呼吸や視野に変化を感じる人もいます。

ところで今、動き始める前に
「ゆっくり動こう」とか「息を止めよう」とか思いましたか?

思ったのは
「頭と背骨のあたりでぎゅーっとしよう」でしたね。
それだけなのに、全身に色々な変化が起きましたね。

では今度は
③頭と背骨のあたりでぎゅーっとしながら手を伸ばし始めます。
そして途中で「ぎゅー」をやめてみてください。

「ぎゅー」をやめてみると、どんな違いがありましたか。
途中から動きがスムーズになったり
力みがとれたり、息が吸えるようになったり。
(もしわからなかったら、「わからなかった」で大丈夫)

この「ぎゅーをやめる」を「協調する」って呼びます。
身体本来のデザインと協力して、調和して動きましょう。

なにか動作をするときに「協調して」やってみると
どんなことが起きるか試してみませんか。


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書いてみた感想:
「ぎゅー」て言われても。という感じでしょうが
レッスンでは実演します。

次回、第三話
「どんな人がアレクサンダー・テクニークを学んでいるの?」の巻
に続きます。