#0225 喉のご都合なんて考えたこともなかった
喉を痛めて声が出しづらいクラスメイトのレッスンで
こんな一幕があった。
「声が出るようになるためじゃなく
今の喉の状態を守るためにアレクサンダーを使いましょう。
喉には喉のご都合があるんだから」
喉のご都合。
教員をしていたころは、考えたこともなかった!
毎日授業があるんだから、声が出ないと困る。
なんとかしなきゃと思っていた。
その「なんとかする」にアレクサンダーを使うと、こうなる。
「声帯にやさしい空気を出すために、肋骨や胴体が動く。
喉の粘膜は空気を通過させるだけ」
このレッスンの後
クラスメイトは、さっきまでより大きな声で話せるようになった。
「なんとかする」の選択肢には、こんなにやさしいものもある。
自分にやさしくすることは
ひとつひとつ学んで磨いていくスキルなのかもしれない。
今の時期、喉の症状だけ残る風邪が周りに多い。
お大事に。
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