Just Be You

タフな毎日を送る学校教員のためのブログ

#0253 上毛町がとても素敵だった

サステナビリティを学ぶ合宿に参加してきた。

jiwakula2017.weebly.com

福岡県の上毛町=こうげまちという、日本の原風景がのどかに広がる(一方で主要都市へのアクセスはすこぶる良い)所で行われた。初めて訪れたのに、最終日には「ずっと住んでたんじゃないかな?」と勘違いするほど快適に過ごせた。どうしてだろう。理由を考えた。

1.ムリしてる人がどこにも見当たらない。
人があたたかい、という言葉では表現しきれない軽やかさを感じた。「ようこそ」にも「また来てね」にも、気張った感じやプレッシャーが一切ない。「ホスティングチームみんなで夕食」という場面に私が到着したら、「今ちょうどご飯だよ」「さ、座って。食べて」と、自己紹介もそこそこにどんどん美味しいご飯をいただいてしまったのが、とても心地よかった。
そして、なんだか風景にもムリがない。すごい地形のところにムリヤリ住んでいたりしない。「ここ良さそう」と「住もう」が直結しているように見えた。

2.人を大切にしてる
お互いへの信頼が、ここでは当たり前なんだと感じる出来事があった。ペットボトルのキャップがたくさん必要で、集めて持っている人のところに「使わせてほしい」とお願いに行ったとき、こんな返事が来たそうだ。「よくわからんけど、○○ちゃんに必要なんでしょ?全部持ってっていいよ」…物の使い道より、目の前にいる人の願いに耳を傾けている。

3.スキルと愛がしっかりつながってる
「こういうふうに生きたい」「こんな場を作りたい」「この町にこれがあってほしい」という思いを持って、そのために自分のスキルを生かす。心を込めてものを作る。そういう人たちにたくさん出会った。

4.自然の恵みが豊か
かぼすハーベストがプログラムに組まれるほど。「みんなで収穫するイベントをしようと思って去年さつまいもと落花生を植えたんだよね~。でも台風が来ちゃってさ」と、さらりと言う。さつまいもは、ありがたいことに送ってくださった。Made in USA(大分県宇佐市)の国産レモン等と一緒に届いた。あたたかいメッセージが添えられていて、見ると和むので机の前に掲示した。

「こんなふうに暮らせるんだ!」と思えるヒントをたくさんもらった。ここで出会えた人たちに会うために、また行きたいと思う町。そういう場所ができてとても嬉しい。