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タフな毎日を送る学校教員のためのブログ

#0280 さをり織りから学んだこと~手ざわり

ひとクラス40人を超す生徒を相手に授業をしていた頃のこと。誰も満足させてあげられないという思いにとらわれることがあった。

速いスピードで高度なことを扱えば、ついていけない人がいるだろうし、全員が理解できるペースで進むのには時間がかかる。退屈する人も出るだろう。

一方で、小さなグループや個人を相手に教えているときは、ひとりひとりの状況を把握できるし、こちらの働きかけに対するレスポンスがその場で得やすい。

私が求めているのは、手応えというよりも、手ざわりなんじゃないかと思う。さをり織りが一段ずつ進んでいくときに感じるような。

手仕事から受け取れるものの大きさに感激している。