#0330 振動する心
最近、フランス大使館のツイッターをフォローしている。風景やお料理、名言などが紹介されるのが楽しい。
「今日の言葉」から、pincer(つまむ、弾く)という動詞を知った。
【今日の言葉🇫🇷】今日は #バレンタインデー ですね。フランス語で「(誰か)のためにつまむ」とは、「(誰か)にほれ込む、のぼせ上がる」😍 という意味です。pincerは「つまむ」のほかに、弦楽器を指などで「弾く」という意味があり、弦をつま弾いた時の振動に、心のふるえを重ねたのでしょう。💗💖 pic.twitter.com/m03E5OZj94
— フランス大使館 (@ambafrancejp_jp) 2018年2月14日
そこから、リルケの詩を連想した。心を動かされることがないように、魂をどこか奥の方にしまっておきたい、というお話のあとの部分で、「あなたとわたし」の関係性が弦楽器に例えられている。
…
だがしかし、あなたとわたしの心を動かすすべては
二本の弦を同時に弾いて一つの音を出す弦奏のように
わたしたちを、一つに結び合わせる。
どのような楽器の上にわたしたちは張られているのか。
どのような弾き手がわたしたちを手に載せているのか。
『リルケ詩集』 「愛の歌」より
ハッピーバレンタイン♪