Just Be You

タフな毎日を送る学校教員のためのブログ

#0154 今、全部、ベスト。

アレクサンダー・テクニークは
効率的な身体の使い方のレッスンで

困っている動作や伸ばしたいスキルについて
実際にやっているところを見せてもらって
身体のデザインに沿った
動きのオプションを提案します。

という説明を最近はよく使っているのだけれど
一度、こういう反応があった。

「え、じゃあ私、肩こりとかあるんですけど
私の動きで悪いところが見えてるんですか??」

…いいえ!
(英語だとA definite NOの感じで)

レッスンでは
「どんな提案ができるかしら?」という意図を持って
動きを見ているのであって
普段はそれをしていない。
というのがひとつ。

もうひとつは
その人が選択しているやり方は
その時点で知っている情報を最大限使って
ベストを尽くしているやり方だから
それが「悪い」という観点からは、見ない。

そもそもできていることだから
そのままやっていていい。

そしてもしよかったら
新しい選択肢を試してもらって
気に入ったら使ってください。

新しい「ベストのやり方」に
出会えるかもしれないから。

「悪いところが見えてるんですか?」
と尋ねた方にそうお話したら
ホッとした様子だった。

レッスン=正す、直すもの
という考えは自分にも染みついていたから
「悪いわけではないし、直す必要もない」は
しっかり伝えていきたいメッセージのひとつ。