#0257 歌舞伎一幕見のすすめ
中学生のための歌舞伎講座を生徒と一緒に受けて色々知ってから、歌舞伎が面白く鑑賞できるようになった。なにもかも大げさにやるのが基本コンセプト。オペラにも通ずるものを感じた。映像より、断然ライブがいい。
何度か観る機会があった中で、忘れられないベスト３がある。
１．故中村勘三郎の今昔桃太郎：客席全体が釘付け。すごかった。としか言いようがない。
２．坂東玉三郎の藤娘：舞の美しさと、最後ふっと見せた切ない表情が今思い出しても泣けそう。
３．中村獅童の小林平八郎：そこに立っているだけで「この剣客、強い」と伝わる凄みと、凛とした美しさ。
知って観てみれば楽しみが見つけられる歌舞伎。一幕見という、ひとつのお話だけ鑑賞できる当日券がある。
☆一幕見とは
「夜の部開始16:30、終演21:00、１等席18000円」には相当な決意で臨む必要があるけれど、「15:00から並んで、チケット買ったらちょっとぶらぶらして、会場入り16:10、終演18:05、1400円」なら行ける気がしませんか。「あ、玉三郎さん出るんだ。行こうかな」ぐらいのノリが可能。
花道はだいぶ欠けてしまうし、舞台の奥のほうはちょっと見づらいけれど、気軽さとハードルの低さは素敵だと思う。
☆公演情報
☆タイムテーブルと料金はこんな感じ
