#0119 一瞬の長さ
前回書いた「変化」つながりで思い出したのが
最近読んだ本に書いてあったことで。
『生物から見た世界』
人にとって「一瞬」の長さは18分の1秒
だそうだ。
1秒間に18回以上の空気振動は聞き分けられず
単一の音に聞こえる。
1秒間に18回以上皮膚をつつくと
一様な圧迫として感じる。
1秒間に18回コマ送りをした映像は
切れ目なく動いて見える。
つまり、短い時間にたくさん刺激があると
ひとつひとつを分けられなくなる。
そこから連想したのが
「仕事が次々降ってきて忙しい」という状況。
本当は切れ目があるはずなのに
「次々」の間あいだを自分で縮めてしまうから
ず~っと忙しいように感じてしまう
ということが起きていると思った。
そんなふうに
見方は自分次第なのだと思う。
この本で著者は
それぞれの生物で異なる「環世界」の研究を例にあげて
「知覚できるものだけが現実」という主張を
展開していくのだけれど
「知覚できる現実」が
何をどう見るかという話なら
ひとりの人間の中でも、きっと変化する。
そして
何をどう見るかは、自分で選べる!
というのがポイントだと思うのだ。