Just Be You

タフな毎日を送る学校教員のためのブログ

#0134 オウム返しすればいいってもんじゃない

「話を聞くときに
相手の言ったことをそのまま繰り返す」
という技法を習ったのは
確か大学の教職課程で
ガイダンス&カウンセリングの授業だった。

そして
ただ技術を使えばいいというものではないんだな
というのがよくわかる例を
最近教えてもらった。

「バーゲンで服買っちゃった」
と相手が言うのを聞いて
「バーゲンで服買ったの?!?」
(またムダ遣いして…)
↑と、非難するような抑揚で返答したら

「バーゲンで服買ったの」
(へえ、そうだったんだね)
↑という調子で言ったときとは
違う展開になるだろう。

オウム返しすればいいってものでなく
相手への興味や思いやりや真心を
言葉にのせて伝えたい。

技術より、目の前の人を大切に。

#0133 意識にのぼりづらい?話すスピード

教室でよく紹介していたことに
「英語で『もう一度言ってもらえますか』
と言ったら
もう一度言ってもらえるけど
たいていスピードはそのままだからね」
というのがあって

速すぎて聞き取れなかったときは
「もう一度、ゆっくりお願いします」
と頼む必要がある。

ただ単に聞き逃したのでも
音量が足りなかったのでもないときは
そう言う。

“Pardon me.
Could you speak more slowly, please?”
↑例えば、とっても丁寧なお願い。


先日、祖母に久しぶりに会ったときのこと。
話していて「えっ?」と聞き返すことが
増えていた。
「耳が遠くなってね」と言った。

ひょっとして、と思って
こちらがゆっくりしゃべったときは
ちゃんと聞き取れていた。
音量の問題ではないようだった。

こんなところで
言語教師のスキルが役に立つとは。

#0132 夏の日記

提出されたものは担任が見るけど
宿題だからしょうがなく書くんじゃなくて
この夏私はこうだった!と
後から振り返って面白いように
工夫してね。

いずれにせよ、書くんだから
自分のために書いてね。

やっつけでやるのか
建設的に取り組むのか
自分で選べるからね。

って言ったの、どのくらい伝わったかな。