Just Be You

タフな毎日を送る学校教員のためのブログ

#0371「ごめんなさい」に埋もれてしまう気持ち

相手の話を聞いて連想したストーリーをシェアしたとき、ちょっと気がかりがあって、「話がズレていたらごめんなさい」と付け加えて、あとから思ったこと。

「ひょっとして話がズレているんじゃないかと気がかりだから、もしそうだったら教えて」と言えたらよかった。「ごめんなさい」で終わらせてしまったら、「あなたのことをもっと理解したい」という気持ちが、どこかに埋もれてしまう気がした。

「ごめんなさい」で、伝えたいことが伝わっているのだろうか。
考えるきっかけになったのはこの記事。

www.lifehacker.jp

#0370 グチが宝物としか思えなくなってきた

「グチ言ってごめんなさい」って言われて考えたこと。気遣いは嬉しい。そして、全然謝らなくていい。
「あれがイヤだった」「これが大変だった」「こんなのおかしいと思う」という話を聞くとき、気分が落ちたりしない。

何かがイヤだったことは、代わりに何を望むのかを教えてくれる。
大変だったことは、別の選択肢を考えるきっかけになる。
「こんなのおかしい」があるからこそ、イノベーションが生まれるかもしれない。

吐きだしてスッキリするだけじゃない何かを、見つけたければ見つけることができると思っている。

もしまた聞かせてくれるなら、グチに潜むYesを一緒に見つけることにお誘いしたい。

#0369 ゲシュタルト・アウェアネス・プラクティスを体験してきました

昨日の「ゲシュタルトアウェアネス・プラクティス(GAP)を体験しませんか」ワークショップ、定員を20名に増やして満席での開催となりました。ご関係のみなさま、ありがとうございました!

終了後はネパールカレーを食べて、お花見散歩へ。満開の桜を愛でながら歩き、ちょうど空いていたベンチとテーブルで美味しい物を広げて、これ以上ない「お花見らしさ」を満喫できました。ワークショップの記憶を若干なくしそうなほど、楽しい午後でした。

ワークショップで学んだこと:

GAPとは、全体(ゲシュタルト)を、意識的に自覚する(アウェアネス)、練習・実践(プラクティス)。

・①身体(皮膚)の外側で起きていること ②内側で起きていること ③思考 それぞれについて、ペアになってひとりが話し、ひとりはただ聞く。
→①では外で起きていることに反応して思考がどんどん出てくることがわかって言葉に詰まった。かと思えば、思考についてだけ語ろうとすると何を言っていいかわからない。3つを区別できるときもあれば、微妙なときもある。そんなふうに行ったりきたりする体験自体が学びのような気がする。また、アレクサンダーのトレーニングで「事実」と「評価・判断」を分ける練習をするときに、この3つがよいヒントになると思った。

・好きなものについて語る。相手はただひたすら聞く。言葉に詰まったら、同じ質問を尋ねてもらう:「あなたの好きなものはなんですか?」
→好きなものの話はずっとしていられるし、ずっと聞いていられる。それが部屋中のあちこちで起きていることの素晴らしさに、圧倒され始める。

・探求したい質問を選んで、相手に尋ねてもらう。私は「心から愛する物はなんですか」にした。
→リアクションや別の話題が心に浮かんでも、ただ聞くことになっているから、静かに耳を傾け続ける。そうすると、相手が自分で色々なことを発見し始めるように思えた。私の番がきたら、大切にしていることのかなりコアな部分について話してみたくなった。ただ一緒にいてただ聞くって、なんてパワフルなんだろう。


日常生活にもアレクサンダーのレッスンにも、とても役立ちそうです。同じ形式を何度も実践することで、学びを深めていけるとのこと。リピーターも初めての人も参加できるワークショップを、またオーガナイズしたいと思っています。

話を聞くときの混乱や負担を軽減したい方
ただ聞く、聞いてもらう体験をしてみたい方
人といるときの自分のありようを探究したい方に、オススメします。